2010年2月16日火曜日
システム技術者の単価
本日、会社のWebサイト「よくあるご質問」にシステム技術者(SE、プログラマー)の単金を掲載した。
この単金、正直なところ以前から掲載することをためらっていたのだが、この業界のこともシステム開発屋としては書いておこうと思う。
他社さんはどうか分らないが、当社がシステム開発案件の見積もりをはじく時は、
①ヒアリング、要件定義、打ち合わせ作業
②基本設計作業
③詳細設計作業
④プログラム開発・単体テスト(製造)
⑤結合テスト、総合テスト
という形で、それぞれのフェーズごとに見積もり工数を算出し、その工数に技術者単価を掛ける。
例えば、SEが基本設計で3人月かかるとしたら、SEの人月単価を70万円とした場合、SE見積もり金額は210万円となる。
このSE単価、プログラマー(PG)単価が微妙。
相手があることでもあり、また案件の内容によっても金額は変わってくる。
当然の如く、[お金を]貰う側は、高い金額が欲しい。
そして、払う側は極力安くしたい。
また、このシステム開発業界も元請、下請、孫請という関係が存在する。
これらの関係で、金額の交渉が行われ、そして、ある額に落ち着く。
現在の相場はどんなものだろう?
首都圏の企業をはじめとして、色々なところで技術者単価を聞いているが、同業者間での金額やり取りは、人月100万円を超えるのは限られた分野だろう。
昨今の景気悪化に伴い、システム技術者に余剰が発生し、単金も下がり傾向と聞く。
値段のタタキあいをやっていたのでは、業界は発展しない。
我々システム開発業界にも、適正価格というのが求められているのかもしれない。
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