2015年3月12日木曜日

2015年IT技術者の単価

2014年あたりから全国的にIT技術者、特にJava開発者が不足しており、ベンダー各社は要員集めに苦労しているのが見受けられます。

このIT技術者不足は東京などの首都圏のみならず、地方においても見受けられる傾向です。

2015年に入り、要員を出す側のIT関連企業も強気の姿勢になり、数多くの引き合いの中から好条件の案件を選択して契約するようになっています。
最近は要員の打診をすると、相手方からは「単金しだい」という言葉を耳にするほど、仕事には困っていない、という事でしょう。

この人手不足に伴い、IT技術者の単価も上がってきています。

私たちの北陸地方でも、人月70万円程度。
以前は人月50万円台でも受注するところがありましたが、今では限りなく少ないでしょう。

2020年の東京オリンピック/パラリンピックまでは日本経済は右肩上がりの上昇カーブを描きます。
それまでの5年間は慢性的にIT技術者不足が続く事が想定されます。
それに向けてIT関連企業は技術者の採用・育成に精を出す事になりますが、問題は2020年以降でしょう。
東京オリンピックが終わった後、日本経済はどこまで持ちこたえられるか、下降曲線にならない事を祈りたいと思います。

2015年3月12日
株式会社システム・プロモーション
三田村淳一